映像化不可能と言われた名短編「こうもり」が満を持してドラマ『貴族探偵』で描かれることが決定しました!

 

たいてい原作がある推理ドラマは、原作のトリックを知らないで見たほうが楽しめますが、「こうもり」は例外です。この短編のトリックは、文章だからこそできること、果たしてそれをどのように映像化するのか?ワクワクしますね!

 

「こうもり」は原作を知った上でドラマを見たほうが楽しめるでしょうから、予習してみましょう。

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貴族探偵のこうもりを予習しよう!

原作の「こうもり」は、集英社から出ている「貴族探偵」の中に含まれています。

 

自分で予習をしたいという方は、こちらの本を購入してみると良いでしょう。

https://twitter.com/akirinpu/status/872762459932598273

文庫本なら、新品でも713円。

Kindleなら、Amazonで594円で販売されています。

 

短編なので、サクッと読むことができますよ~^^

ただし、トリックを理解するのは、二度三度と読み返さないとわからないかもしれません。

こうもりの原作のネタバレ解説!貴生川とは?

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https://twitter.com/5happinessa/status/871732575856844800

読みたいけど時間がない・・・

読んでみたけどよくわからない・・・

という方もいらっしゃるでしょう!

 

こちらで「こうもり」に関してネタバレ解説致します。

 

まず、こうもりで起こる事件とは?

 

北陸にある老舗旅館に卒業旅行として二人の女子大生が訪れる。

彼女たちは作家の“大杉道雄”と出会い、意気投合。

しかし、その地域の祭り・蝶陣祭の最中、なんと大杉の義妹・佐和子が殺された!

果たして犯人とは??

 

さぁ、ここからがネタばらしです。

まだ知りたくない、という方は引き返してくださいね^^

この事件の犯人は、大杉道雄です。

主なトリックとしては、替え玉殺人にあたります。

(ただし、トリックが1つではなく複数あることから読者にわかりにくくなっており、故にわかった時は痛快です。「だまされた~!」という感じですね^^)

 

詳しく見ていきましょう。

 

旅館で女子大生たちと意気投合した“大杉道雄”は、本物の大杉道雄ではなく、彼に入れ替わった貴生川という人物です。

 

最初の“大杉道雄”の登場シーンでは、地の文では「貴生川」とちゃんと書かれているのです。

しかし、ここで2つ目のミスリードが絡み合います。

女子大生の一人・絵美の彼氏が遅れて到着したかのような描写が入るのです。

(これによって読者は、あたかも「貴生川」=絵美の彼氏と誤解してしまい、「貴生川」という存在の違和感に気付きません)

 

次に、女子大生たちと“大杉道雄”の犯行当日の食事シーン。

地の文では「貴生川」となっていますが、絵美たちは“大杉道雄”だと思っているので会話文は「大杉」となっています。

前述の登場シーンと相まって、読者は「貴生川」と“大杉道雄”の2人が食事シーンにいると誤解してしまいますが、実際は「貴生川(絵美の恋人でもなく大杉道夫に扮している人)」の一人しかいないのです。

 

ちなみにでは最初にやってきた絵美の彼氏とは誰か?

これは実は貴族探偵です。

絵美の彼氏→☓貴生川、◯貴族探偵

 

小説ならではの見せ方で、読者が誤解するように巧みにミスリードしている点が秀逸でしょう。

しかも、なんと最初から堂々と貴生川の存在は描かれています

それも相まってわかった時は「そういうことか!」と爽快感を味わうのです(くやしさも感じるかもしれませんが^^;)

 

賢明な読者の方なら、ここでなぜ「こうもり」が映像化不可能と言われているかおわかりですね。

 

この「こうもり」で使われているトリックは視覚化してしまうと一発でネタバレになってしまうのです。

 

・絵美の彼氏として貴族探偵

・食事シーンで実際の正確な人数(“大杉道雄”と貴生川の2人ではなく、貴生川1人しかいない)

・大杉道雄と“大杉道雄(貴生川)”の違い

 

う~ん、これは、大幅にアレンジしないとドラマとして成立しないでしょう。

だからこそ、原作を読んでいるか知っているほうがより楽しめると言えます。

 

貴族探偵の制作陣の腕の良さはすでに十分伝わっています。

「こうもり」をどのようなドラマにしてくれるのか、とっても楽しみですね!

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